前半はまだ春のさわやかさが残る5月。
春から初夏に移ろうこの季節には、軽やかで透明感のある日本酒がおすすめです!
雑味のない澄んだ味わいに、フルーツや花を思わせる香りがほのかに広がり、ドライな印象の中にもやさしい余韻を感じられます。
季節の食材とも相性がよく、食中酒としてもお楽しみいただけます!
季節限定の純米吟醸酒もご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。


今月おすすめしたいお酒のペアリングは、噛めば噛むほど自然の甘みが広がる「アスパラ」です。
先端部分の穂先に感じる「ほろ苦さ」は、お酒のあてとしてもぴったり!
すっきりとした味わいの日本酒と合わせると、アスパラの新鮮な風味がいっそう引き立ちます。

◎アスパラガスの天ぷら
サクッとした衣に包まれたみずみずしいアスパラガス。
一口、また一口と箸を進めれば、軽やかな食感とともに、
噛むほどに広がるアスパラの自然な甘みが感じられます。
そこへ、キレの良い日本酒をひと口。
天ぷらの油をすっと洗い流し、後からアスパラガスの風味がやさしく立ち上がります。

◎アスパラと厚揚げの炒め物
フルーティな香りで、軽やかな旨味を持つ日本酒は、
大豆製品や野菜との相性が抜群です。
口に含んだ瞬間、野菜のフレッシュな風味が引き立ち、
日本酒のやわらかな香りがふわりと広がります。
最初に日本酒を冷やしておくことで、食事のペースとともにお酒の温度も上がり、旨味がより豊かに広がっていく変化も楽しめます。

「アスパラ菜(別名:オータムポエム)」は、アスパラガスの仲間や一部だと思われがちですが、実は全くの別物。
「アスパラ菜」と呼ばれる理由は、「アスパラガスのように茎がおいしいこと」からです。
やさしい甘みと食べやすさが特徴のアスパラ菜は、アスパラガスと同じく吟醸系の日本酒と好相性!
アスパラ菜のおひたしや、胡麻和え、炒め物にすれば酒の肴に早変わり。
同じ“茎を楽しむ野菜”という共通点を持ちながら、それぞれ異なる個性を持つアスパラとアスパラ菜。
そんな違いを、日本酒とともに食べ比べてみるのも面白いですね。

今回は、旬の食材を引き立てる初夏にぴったりのペアリングをご紹介しました。
すっきりとした純米吟醸酒とともに、春から初夏へと移ろう季節の味わいをお楽しみください。